両腕の血圧の違いは心臓病のリスクのシグナル
Association of a difference in systolic blood pressure between arms with vascular disease and mortality: a systematic review and meta-analysis
Peninsula College of Medicine and Dentistry, University of ExeterのClark博士らはMedline、Embase、Cochraneなどのデータベースで鎖骨下狭窄、末梢血管疾患、脳血管疾患、心血管疾患、あるいは生存のデータを持ち、両腕間のSBPにおける違いを示した2011年7月以前に出版された研究を検索し、変量効果メタ解析を用いて両腕間の収縮期血圧(SBP)における違いとそれぞれの転帰の関連を推測した。血管造影を用いた5つの侵襲的研究の鎖骨下狭窄(50%以上閉塞)では、両腕間のSBPにおける平均差は36.9mmHgであり、10mmHg以上の差は鎖骨下狭窄と強く関連した(リスク比:8.8)。非侵襲的研究で集められた知見で、15mmHg以上の差は、末梢血管疾患(9コホート、RR:2.5)、既往の脳血管疾患(5コホート、RR:1.6)、及び心血管系死亡率増(4コホート、HR:1.7)及び全原因の死亡率(HR:1.6)と関連した。これらの結果を鑑みると、両腕間の10mmHg以上のSBPの差は、更なる検査が必要な無症候性の末梢血管疾患と死亡のリスクが高い患者の同定に役立ち、15mmHg以上の差は、血管系疾患と死亡のリスクの有用な指針であるかもしれない。
[Lancet online edition January 30, 2012]
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